クサビについて。 鍬の柄付けには無くてはならないのが、この「クサビ」です。 当店のクサビは鍛冶職人がひとつひとつ手で打って造っており、ひとつとして同じ物がありません。 この、ひとつひとつが違うというのがとても大事でして、鍬の頭にある柄を入れるところの大きさや柄の状態によってどの大きさ、厚みのクサビを入れたらいいのかが違ってくるのです。 当店にもご自分で柄付けをなさるためにクサビだけをお買い求めになられるお客様も多いのですが、現物をお持ちになっていない状態でどのクサビが良いのかと訊かれましても困ってしまいます。 お客様ご自身でお選びいただく形になってしまいますが、留め口に対して大きすぎるクサビですと入らなかったり、逆に薄すぎるとクサビの効果が十分でなかったりと意外とクサビ選びも見当だけでは難しいんです・・・。 是非クサビをお求めの際は、鍬の頭を実際にお持ちいただいて嵌めてみながらお選びくださればと思います。 また、それまで使っていた鍬の柄をそのまま使いたい場合、少しで良いので鍬の頭側の柄を切り落としてから再び柄付けをすることをお勧めしております。 数センチ短くはなりますが、それまでクサビがあった所からズレる事で新しいクサビが効き易くなります。 PR